ハイチ出身のMC／ソングライター／プロデューサーのWYCLEF JEANが、ヒップホップ・ルーツに戻った新作EP『DJ DRAMA Presents WYCLEF JEAN AKA TOUSSAINT ST. JEAN FROM THE HUT TO THE PROJECTS TO THE MANSION』を11/10にCARINIVAL HOUSE RECORDSからリリースする。そしてそのリリースに先立ち、発売前日の11/9の晩に、Billboard.comではシングル曲「WARRIOR’S ANTHEM」をプレミア公開することになった。

“俺は子供たちにTHE FUGEESのWYCLEFとサインをする。すると子供たちは‘THE FUGEESって何？’と言う。さらに‘あんた、BLACK EYED PEASのWILL.I.AMじゃないの？’と来たもんだ。そして俺は言う。‘WILLのファンだが、俺はWILLじゃない’とね。俺のことを新しい世代の連中に自己紹介させてもらおう。俺はWYCLEF JEAN。シンガー・ソングライターで、作曲家で、高校時代は攻撃的なラッパーをやってた。それでTHE FUGEESに入り、15年後の今はその辺の連中が売ったレコードをまとめても追いつかないほど、すごい数のアルバムを売ってるぜ”。そんな自己紹介的な内容を自信たっぷりに歌うこのシングルは、最小限に抑えたドラム・サウンドに、クワイア調のヴォーカルが魅力の1曲だ。

そして今回のEPアルバムについてJEANは、「ある程度のキャリアを築くと、人間っていうのは自分のルーツを忘れてしまう傾向にある。だから俺は今、本名の“TOUSSAINT”として自分のスキルを皆に誇示し、自分がいかにヒップホップの世界に入ったのかを声高に歌うことに決めたんだ」とコメント。DJ DRAMA、TIMBALAND、EVE、LIL KIM、さらにはCYNDI LAUPERといったゲストを迎えたルーツに回帰した作品を作り上げている。
そんなJEANは、現在セルフ・タイトル・アルバムの制作も進めており、来年の3/20にリリースする計画とのことだ。